追悼、デニス・ホッパー様

昨日、アメリカン・ニューシネマの代表格でもあるデニス・ホッパー様が74歳で逝去されましたが、ただどこの新聞やネットの記事もこの偉大なる愛すべきイカレぽんちの代表作は自身が監督をも務められた『イージー・ライダー』としか記載されていないんですよね. もちろんデニス・ホッパー様を語るうえで『イージー・ライダー』は絶対に外せない一本です. でも個人的にはそれ以上に外せない作品といえば、何といってもあの『地獄の黙示録』なんですよね. 『地獄の黙示録』といえば言わずと知れたフランシス・フォード・コッポラ監督の代表作ですが、同時にその撮影がトラブルだらけだったことは非常に有名な話. 特にフランシス・フォード・コッポラ監督をとことん苦しめた三悪、台風、マーロン・ブランド、そしてデニス・ホッパー様はもはや伝説であり、またマーロン・ブランド親分やデニス・ホッパー様の偉大さを語るにはこれ以上にないエピソードでもあるんですよね. ちなみにご存知ない方のために説明しますと、フィリピン軍の協力を得て「ワルキューレの騎行」が鳴り響く中、実際にナパーム弾でジャングルを焼き払ったこの映画は、フランシス・フォード・コッポラ監督の肝入りの作品でした. ところが痩せ細ったカーツ大佐を演じるはずのマーロン・ブランドは現地のオネエチャンたちとドンチャン騒ぎと暴飲暴食で極度に太り、ドラッグ好きで有名だったデニス・ホッパー様は現地でさらに麻薬中毒になり、セリフが覚えれない事態に. しかもこの2人に散々好きなことをされて撮影予定も作品イメージも完全に狂わされたコッポラ監督に、今後は台風がセットをごっそり吹き飛ばすというさらなる悲劇が. 結局コッポラ監督が自宅を売るなどして資金を調達して映画を完成させたそうですが、こういう話を聞くといかにあの時代の俳優がムチャをしていたかが分かるんですよね. でもこのマーロン・ブランド親分もデニス・ホッパー様も何だかんだありながら『地獄の黙示録』では共に素晴らしい演技をしているのも確かなこと. ジャングルの奥地にいる肥満体のカーツ大佐は異様で独特な雰囲気を醸し出してましたし、いかにもヒッピーという感じの報道写真家もある意味反戦の象徴的存在に見えましたからね. そんな訳でデニス・ホッパー様の表の代表作が『イージー・ライダー』なら、裏の代表作は『地獄の黙示録』でしょう! ということを声高に叫びたくなった今日この頃ですが、考えてみればもうこういうムチャクチャする俳優はいなくなりましたよね. ジョニー・デップも大人しくなってしまいましたし、ホアキン・フェニックスも歌手志望になってしまいましたし. やはり愛すべきイカレぽんちはいつの時代も映画界には必要不可欠な存在なのかも知れませんね. それを強く感じたと同時に、改めてデニス・ホッパー様のご冥福をお祈り申し上げます. 深夜らじお@の映画館 は関西で愛すべきイカレぽんちといえば、アシッド映画館のボンちゃんを思い出します.

发表评论

电子邮件地址不会被公开。 必填项已用*标注

您可以使用这些HTML标签和属性: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>